ITが進化することによってなくなる可能性がある職業とは

f:id:saruyoshinanoda:20170111185437j:plain

数十年前まではたくさんの人が就いていた職業が技術の進歩や時代の流れにより無くなってしまうというのは珍しいことではありません。

有名どころだと「電話交換手」は今や一人もいません。

 

 

それから、まだサービスとしては動いているようですが、電話番号を聞くことができる「104」。ネットで電話番号は検索できるので104に電話をかけ、電話番号を確認しているという人は年配の方くらいでしょう。

 

そして、今後も数年から数十年のうちに無くなってしまう化膿性がある職業もあります。

そこで、今後ITが進化することによって無くなってしまうかもしれない職業を紹介していきたいと思います。

 

もくじ

 

スーパーやコンビニのレジ打ち

現在のスーパーにも無人レジは存在しています。自分で商品をピッと通し、お金を投入して支払い完了。

これにより、レジ打ちを担当する店員を減らすことができています。

さらにAmazonの実店舗である「Amazon Go」では専用のアプリをインストールし、スマホをかざして入店します。

そして、買いたいものを自由にバッグに入れ、そのまま店を出るだけ。

画像認識AIがどの商品をバッグに入れたかを認識し(買い物かごから戻した商品も認識可能)Amazonのカウントに課金され、クレジットカードなどで決済されるという仕組みです。

 

この技術をすべてのスーパーやコンビニで採用すると間違いなくレジ打ちの店員は必要なくなります。

また、万引きも不可能になるため、万引きGメンも不要となります。

 

 

翻訳家

Google翻訳やエキサイト翻訳などを利用している人も多いでしょうが、今現在はまだ精度は高くなく、間違った翻訳もありますが、Google翻訳の精度も上がっているため今後職業としての翻訳家も必要なくなるでしょう。

 

 

 こんな感じで…

 

 

通訳

f:id:saruyoshinanoda:20170111190753p:plain

スマホの翻訳アプリを使うと、文字だけでなく音声も発してくれます。

上の画像は2012年にドコモから発表された「話して翻訳」というアプリで、通話中でも対面の会話中でも利用できる翻訳アプリとして注目を浴びましたが、それから失速をしていきました。

2017年の現在でも、まだ間違い翻訳が多くなっていますが、翻訳家と同じく通訳もスマホでできるようになるため、外国語を流暢に話すことができるという優位性も低くなってくるでしょう。

 

 

文字起こし

f:id:saruyoshinanoda:20170111192511j:plain

文字起こしを職業としてやっているという人は少なく、主には仕事の一部として、もしくは副業でという人が多いでしょうが、スマホの音声入力は非常に精度が上がりました。

これまでICレコーダーで撮った音声を聞きながら文字入力していくという必要はなくなるでしょう。

 

 

測量士

f:id:saruyoshinanoda:20170111192422j:plain

測量は建物や道路、橋などを建設する前に正確な位置や高さ、長さ、面積などを測る欠かせない作業です。

この職業自体が無くなるというわけではありませんが、現在の方法が変わっていく可能性があります。

その理由はドローンの登場です。

現在の測量のやり方は基本的に二人一組で計測していくことになりますが、カーブが多いところでは、数多くのポイントで計測していかなければいけません。

しかしドローンを利用することによって、上空から写真を何百枚も撮り、それを専用のソフトで合成することで正確な測量をすることができます。

これまでの測量のやり方で数日から数十日かかっていた作業がドローンを利用することによって数十分でできるということから今後はドローン測量に切り替わって行くでしょう。

また、ドローン測量は建物の屋根の広さまでも計ることができるため、これまで計ることができなかったところまでも計ることが出来るようになります。

ただし、ドローンを一定の高さでキープするという技術が必要になるため、一長一短にできる仕事ではありませんが、これからドローン測量に切り替わってくるのは間違いありません。

 

タクシードライバー

f:id:saruyoshinanoda:20170111193306j:plain

今現在は、車の後ろを一定間隔でついていく技術や、ブレーキを踏まなくても自動で止まってくれる技術などがすでに市販されている自動車に搭載されています。

今後、完全に自動で自動車が走るようになると、もちろんタクシードライバーが不要になってしまいます。

しかし、Googleはこれまで研究してきた自動運転を凍結するという旨を発表しました。

「まだ時代が早い」「Google独自ではなく自動車メーカーと業務提携して開発を進める」ためなどとささやかれています。

まだ、完全に自動運転で走る自動車が開発されるまでは時間がかかるかもしれませんが、いつかは自動運転ができる自動車も開発されるでしょう。

 

 

レンタルDVD店

f:id:saruyoshinanoda:20170111193656j:plain

これは職業ではなく業種ですが、今やhulu・NetflixAmazonプライムビデオなどネットで動画を見ることが一般的になってきました。

DVDをレンタルするために外出し、返却のためにまた外出するという面倒なことをしなくても自宅にいながら映画を見ることが出来る便利さを一度覚えてしまうと、わざわざDVDを借りるために外出する気にはなれませんよね?

 

税理士・会計士

すでにエストニアという国では税理士・会計士がいません。

エストニアでは国が国民の銀行口座の取引をデータベースで管理していて、銀行口座から自動的に家計簿が作られるようになっています。

そのため税金は自動計算となり、個人も企業もわざわざ申告をする必要がありません。

そういったわけでエストニアには税理士も会計士もいなくなりました。

 

エストニアバルト三国でも最も面積が小さく、人口も少ないため、先駆けてこのような手法を取り入れる事ができていますが、日本でも近い将来この手法に変わっていく可能性もあります。

 

 

最後に

というわけで、今後なくなっていくかもしれない職業を紹介してきました。

これまであった職業が無くなってしまうというのは時代の流れによって当然のことではありますが、自分がその職業に関係しているとビクビクしてしまいますね。

 

また、少子高齢化に伴った人口減少により、役所の職員数も削減されていくでしょう。

公務員と言っても一生安泰ではないということですね。